人の深みと閃光について。
私はカリスマ性や圧倒的な存在感ということについてずっと研究しているが、
ここに一つの境界線を提示したいと思う。
カリスマとは、神の恩寵が自分の身体を通して現れること。
ある人が、その境地に到達するか否かは
美というものに打ちのめされ、屈服せざるを得ないような体験を一度でもしたかどうか
神々しい雲間の朝日に出会うような感動を、
あるいはそれ以上のものを、
人間や、人間が生み出したものの中に見たことがあるかどうか、ではないかと思う。
圧倒的な美の顕現に手も足も出ず、人間の言葉が意味を失う。
脳裏に焼き付いて離れないそんな光景を心に持っている者は、
どんなに抗おうとも、その光から目を背けることができない。
美の持つ圧倒的な力に完全降伏しそこに取り込まれていく、
その自分自身にさえ降伏しなければならない。

抗えない閃光に身を投じ、
神のアートを生きなさい。
思い焦がれるその景色を、この世界に具現化しなさい。
そのためになら神はあなたに奇跡の力を授ける。
その意識状態をカリスマの顕在化という。
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